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あたしはテレビを見ないので...
次の記事を読むまでKY文化があることすら
知らなかった...USA(アメリカ)発信・米国情報局!!

『「KY文化」を考える 』
高成田 享
                     2007年12月17日(月)更新
いくつかの大学で、メディア関連の講義をする機会があるのですが、いつも思うのは、学生の反応の鈍さですUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!質問が出ないので、どのくらい理解されているのか、なかなかわかりませんUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!あとで、感想文を書いてもらうと、面白い意見やら、質問やらが書かれているので、わかってもらえたと安心したり、舌足らずだったと反省したりしていますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!しかし、講義のときに、手を挙げて、そのことを言ってもらえば、もっと面白い授業になるのにと、いつも思ってしまいますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

もちろん、学生が手を挙げたくなるように誘導するのも教師の能力だと思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!だから、教え方が悪いと言われれば、それまでなのですが、自分の非を棚に上げて、もっと反応しろと、ついつい言いたくなりますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!先日も、教育は双方向のものだから、教室の後ろにかたまって、何の反応もなければ、いい授業にならないと挑発したら、感想文にいろいろと反論が書かれていましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

そのなかに、「空気」の論理で反論している学生がいて、なるほど、そういうものかと、感心してしまいましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!教室の前の方に座って、「先生、質問」なんてやれば、場の空気が読めない奴だと言われてしまうというのですUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!全共闘世代とも言われる私たち団塊の世代は、大学時代に、いろいろな場面で教師と対話したり、対決したりしてきた、という話もしたのですが、その学生は、それも時代の空気であって、団塊の人たちがいま大学にいれば、絶対に自分たちと同じようなことをしている、といった反論を書いていましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

「KY」(空気が読めない)という言葉を知ったのは、安倍首相の辞任をめぐってだったと思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!しかし、学校という空間のなかでは、ずっと前から、KYという言葉が存在していたのでしょうUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

考えてみれば、KYという単語こそありませんでしたが、「空気」は、昔から日本社会に重くのしかかってきたと思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!場の空気を読みながら行動するというKY文化は、共同体の秩序を乱さないという点では、必須の条件だったかもしれませんUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!しかし、異論を許さない文化は、発展がありませんし、間違った方向に進むときに歯止めがありませんUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

軍国主義に走る日本を批判した人々は、「国賊」や「非国民」のレッテルを貼られ、いつのまにか、だれもものを言わない、言えない空気のなかで、日本は戦争への道を突き進みましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!「空気」に従うことの恐ろしさが、戦後の日本では、個人の自立や自覚を尊ぶことにつながったと思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

しかし、気が付いてみれば、若者たちの間で、KYなんて言葉が使われるようになっていたわけで、自分たちの世代や自分自身も含めて、KY文化に染まる若者を育てたことを反省する必要があると思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

我が身を振り返っても、会社のなかで、言いたいことを言ってきたように思いますが、回りの空気を感知して、静かにしておこうと思ったこともありますし、上役に正論を言う同僚がいると、そこまで言わなくてもいいのに、などと心配したこともありますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

口うるさいと言われた団塊の世代も、いつのまにかKY文化に染まり、日本列島に脈々と流れているDNAを次の世代に伝えてしまったのかもしれませんUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

このままでは、日本衰弱列島になりそうですが、若い世代にも反省の機運はあるようですUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

別の大学で同じように、もっと質問しろと、挑発したときに、就職試験の話を感想文に書いた学生がいましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!小学校以来、教室で発言したりするとシカトされるので、黙っているのが美徳だと思ってきたが、就職試験の会場に行ったら、プレゼンテーションやらディスカッションやらの連続で、それなら、もっと学生時代に、そういう訓練をしておけばよかった、というのですUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

KY文化だけで生きられた時代なら、企業も、「男は黙って勝負する」で、黙々こつこつ働きそうな人間を雇ったと思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!しかし、それでは企業は生き残れないと思うから、プレゼン能力やら、ディベート能力やらを、採用基準に入れているのでしょうUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

最初に紹介した学生も、自分も空気を気にしないで、何でも発言するようになりたいが、勇気がないのだといったことを感想文の最後に書いていましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!空気なんかに支配されてはだめだという意識はあるのだと思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

ワシントン特派員だった時期に、米国の自由な空気を感じたのは、シンポジウムや講演会の席でしたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!壇上の人たちの発言が終わるのを待っていたように、次々と質問の手が挙がりますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!質問者は名乗るのがルールですが、学生、シンクタンクの研究者、役所のOB、大学の先生、現役の役人、ジャーナリスト、NGOのスタッフら、職業はさまざまで、みな自分の関心領域にこと寄せて、講演者から何かを引き出そうとしているように見えましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

聴取は、来たからには自分の聞きたいことを尋ねて、たとえ無料の講演会でも、モトを取って帰ろうというどん欲さにあふれているように思いましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!質問がないのがふつうだという日本の講演会に比べて活気があるし、論議も深まると思ったものですUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

ワシントンから帰国後、帰国子女となった我が家の子どもが、中学校のテストの採点がおかしいからと、先生のところにアピールに言ったら、「私の採点に文句があるのか」と大目玉を食い、子どもがびっくりしたことがありましたUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!米国にいたときには、採点についてのアピールも採点のうちで、文句の付け方に、それなりに説得力があれば、「それならあと2点やろう」ということになったのだそうですUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

もちろん、米国の講演会では、KYの人たちもたくさんいて、とんちんかんな質問もたくさん出ますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!米国は自由な空気だと書きましたが、手を挙げて質問しないと、無口で陰険なやつだとか、質問も出来ない無能なやつだとか、言われる「空気」があるのかもしれませんUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!米国の本屋に行けば、どうすればいいプレゼンができるかというハウツー物が棚に並んでいますから、手を挙げるのは厳しい訓練の成果かもしれませんUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

だから、米国流がすべて正しいとは言いませんが、日本流のKY文化のほうが深刻だと思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!最近の食品偽装の記事を読んでいると、企業内の不正行為について、「とても言い出せるような雰囲気ではなかった」などという従業員のコメントが出てきますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!KY文化が企業内にはびこれば、企業は内部崩壊するということでしょうUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!防衛省だって、飛ばされるのを覚悟で、前次官に諫言を言う人がたくさんいれば、こんなひどい事態にはならなかったと思いますUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!誤った作戦でも、上官には逆らえない、ということであれば、昔の軍隊とまったく同じではありませんかUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

若い人たちに、反応が鈍いとか、乗ってこないとか、お説教する前に、言いたいことも言えないKY文化を壊す勇気を、私たちの世代が示すことが大事だということでしょうUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!

高成田 享(たかなりた・とおる)
朝日新聞論説委員で、国際経済や米州を担当USA(アメリカ)発信・米国情報局!!経済記者が長く、ワシントン勤務が2度あり、日米貿易摩擦や9・11などを取材したUSA(アメリカ)発信・米国情報局!!ウェブマガジン「情報屋台」でもコラムを執筆中USA(アメリカ)発信・米国情報局!!


そしてKYは更に進化してる!?

このブログ記事について

このページは、shizukaが2008年5月20日 02:53に書いたブログ記事です。

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